悪意のない幼いひとこと
娘は保育園に通っていた。園児達は毎朝近くの公園までのランニングが日課だった。勿論一緒について行けるべくもなく、仲間から「頑張れ!頑張れ!」の応援があったという。
そんなある日、紅白リレーがあったようだ。娘を迎えに行った時、ある園児が自分の母親に「おゆうちゃんと同じ組に入るのはイヤだ。おゆうちゃんのせいで負けちゃうから。」と訴えているのを耳にした。(おゆうは娘の仮名) 悪意のない真実だけに、私は胸が痛んだ。
小さいうちは病気が原因でいじめに会うかもしれない。大人社会に近づけば、表面では気にしていないふりをしても、内心ではうとんじる人達も出てくるかもしれない。小学校に入学してから体育の授業は、運動会はどうなるだろうか?また、休み時間の外遊びでは仲間外れにならないだろうか…と、そんな心配がふくらんできた一言だった。
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