検査入院 その2

 昨今、人間ドックに入った人は多々あると思うが、娘は5歳、息子は弱冠生後4ヶ月ににして、ミニ人間ドックに入ったようだった。

 定番の血液検査・尿検査、レントゲン撮影、心電図、CTスキャンに始まり、当時あまり耳慣れない筋電図や筋生検を受けた。あっ!それに、眼科の診察まであった。
 実際私は検査に立ち会ったわけではないので定かではないが、筋電図は針を刺す為、子供にとってはとても痛く感じ、検査技師を困らせたようだ。
 主検査である筋生検は、大腿部の筋肉をとった。脚なのに何故か全身麻酔だった。傷口は三針ほど縫った。医師から成長に従い、傷跡は目立たなくなるからと聞かされたが、成長に従い傷も成長したかのように大きくなっていった。

 さて、筋生検をした夜のことである。息子は発熱し、なかなか解熱しなかったそうである。というのは、不覚にも私は熟睡しており、翌朝、熱が下がってから看護士さんより聞いた次第だ。何度か息子の様子を見に来たが、あまりに私がよく眠っていたので、可哀想で起こせなかったと言われた。
 今振り返ると、息子が発熱したのは、やはりセントラルコアの特徴である悪性高熱症の為だったのではないかしらと思ってしまう。多分当時はまだ、セントラルコアと悪性高熱症の関係が解明されていなかったのではないかと推測するのだが…。 (2005.11.8)

 INDEX