ナマケモノ同盟?!
先日テレビで動物のナマケモノを見ました。よく見るとひょうきんなかわいい顔をしています。そしてちょっと愁いも感じさせます。 木にぶら下がりっぱなしの印象が強い彼らですが、何日かに一度用をたしに地面に下りてくるそうです。そしてまた登っていきます。ぐんぐんと…ではありません。それはそれはのろのろと。まるでスローモーションのように全ての動作がゆっくりです。生まれたばかりの人間の赤ちゃんが、手足をゆっくりと動かすような仕草とよく似ています。 実はナマケモノは筋肉が発達していないのだとか。わざとゆっくり動いているのではなく、ゆっくりとしか動けないのだそうです。どこかで聞いたような話です。ナマケモノは実はミオパチーなのでしょうか?私たちは仲間なのでは?
ここはひとつ、ナマケモノとミオパチーで同盟を結ぼうではありませんか!そして、スローライフを推進しましょう!
でもよく考えたら無理ですね。ナマケモノは私より動作はずっとのろいのに、最終的には木登りができて、しかもずっとぶら下がっていられるのですから。同盟案は撤回です。
それにしてもナマケモノって一体どんな筋肉を持っているのでしょう?強さと弱さをあわせ持っているなんて。不思議です。 およそ自然界に存在する動物とは不思議なものです。プラスのものを持っていると、必ずマイナスのものも持つ羽目になる。逆もまた真なりです。 ということは、障害を持って生まれた人間は必ずそれに見合ったプラス面を持っていることになります。 久しぶりに会った友人がこんなことを言いました。 「何か一つ体に弱いところがある人は、体を大切にするということを知っている」
それが一つの答えかもしれません。私は他人のことも大切にできるナマケモノでいたいと思います。
(2005.10.3)
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